部下は上司を選べない【ハル~総合商社の女~#7】

2019年12月14日

■若手ホープの最大の危機

経営企画部チーフの藤尾氏と若手の青柳くん。藤尾氏は青柳くんに資料作成を一任。ところが、プレゼン当日になって、青柳くんは寝坊して出社してこない。そんななか、藤尾氏は「プレゼン資料は青柳のPCに入っていてパスワードもわからない。」

そんな藤尾氏に主人公のハルは「どうして、そんな大事な資料をチーフのあなたがちゃんと共有してなかったのよっ!」「青柳くんを責める前に反省すべきはまずあなたでしょっ!」

経営企画部は、チームひとりひとりがこのプレゼンを成功させるべくできることを全力で行い、無事成功。

その後、部長の和田は「これは青柳に無理をさせた私の采配ミスだ。」


■部下は仕事を断れない

経営企画部が迎えた大事なプレゼンの当日。頑張って資料作成をしてきた青柳くんはとうとう力尽きて寝坊をしてしまった。それ自体はとても残念な出来事なのだが、このチームの素晴らしいところは、いかなる状況においても最善策を常にとっているところ、それからミスを最小限にとどめるための前後策を練っているところだ。

多くの現場では、寝坊という初歩的なミスを、一方的に責めるといったことがよくある。しかし、上司やリーダーがやるべきことは、このようなミスを引き起こした原因や背景に目を向けて、今後そのようなことが起きないように配慮することなのだ。

部下は、言われた仕事は断れない。だからついつい無理をしてしまう。自分のキャパをオーバーすると思っても、それを上司のせいには決してできない。

上司は、そこをしっかりと理解しながら、部下と対話をし続ける必要があるのだ。


■部下は上司を選べない

一方、上司が仕事を手放さないのでどうしたらいいかと言うご相談もある。

上司はとても有能なのだろう。だから、部下の仕事は誰よりも早く誰よりも上手にこなせる。そのため、部下の仕事の出来具合をチェックするだけでなく、手直しもやってしまう。

上司は良かれと思ってやっているのだろうが、そんなことをされては部下もたまったもんじゃない。「じゃあ、全部部長がすればっ。」となってしまう。

そんな部長を持つと、部下のモチベーションは下がる一方だ。部下のモチベーションを下げ、挙句の果てには辞職にまで追い込む上司もいる。そんな部下を「最近の若い奴は根性なしだ。」なんて言っていると、そのつけは必ず自分に返ってくる。

上司の役割はなにか。このドラマは素晴らしい上司のあり方を教えてくれた素敵なドラマだった。終わるのがちょっと寂しい・・・