第11回JCDAキャリコン論述試験について

2019年02月26日

さて、今度はJCDA主催の論述について、見解を述べてみました。


■問1.2つの事例の違いについて

事例Ⅰでは、CCt4やCCt6から、CCtがCL対して先入観を持ち、一方的な助言をしているようにみえますよね。勝手な先入観やCCtの思い込みは、避けなければなりません。CCtが話過ぎたりしていると、そういう傾向が見受けられますね。

一方の事例Ⅱでは、CCt5やCCt6でCLのものの見方に共感している様子がうかがえ、CLは安心して話せる信頼関係が築けている様子です。さらには、CCt8問いかけから、自分はどうしてそのようなものの見方をするのか深い内省を促すような関わりができているように感じますね。
ここまで、CLがしっかりと経験を語ることができていれば、つながりを見出せるかもしれませんね。


■問2.下線部の応答が相応しいかどうか

Ⅰ CCt4 

「介護の仕事は気配りやコミュニケーション能力がないときつい」とCCtの思い込みで話してしまっていますね。本当にそうでしょうか。このCCtは何を根拠に介護の仕事をそう捉えているのでしょうね。また、簡単な仕事を経験したらやる気が出てくるのでしょうか。これもまた、勝手な憶測で、CLのことを見ていない感じがしますね。

Ⅱ CCt5 

CL5についてちゃんと受容をしていますよね。そのうえで、どうしてそう思うのかCLのものの見方について問うているので、CLもきっと話しやすかったのではないでしょうか。

Ⅱ CCt6 

CLの過去と現在の経験から、CL自身に自己概念に気づいてもらうような問いかけをしていますよね。人には大事にしたいことがあって、それは過去の経験にも表れているものです。そこに気づくことはCLの自己概念に気づくことであり、それこそが自分らしさともいえるのではないでしょうか。


■問3.相談者の問題

自己効力感を失っていますよね。自己効力感といえばバンデューラです。それでいうと自己啓発的経験は効果的ですので、何かを経験してもらうのはよいかもしれませんね。ただし、ⅠのCCt4のような一方的で同意を得ないすすめ方はよくないですよ。

このCLは理想が高い気がしますね。そんな自分自身の理想に苦しめられている感じがします。人と比べるからかしら。苦しそうですね。

得意なことや楽しかったことなどを聞いてみるといいかもしれませんね。そこから自分の強みが発見できそうです。


■問4.今後の展開

まずは、自己肯定感が低いので、一緒に頑張れるように励ましますね。先ほどの会話の中でもCLの優しさや真面目さがうかがえます。そんなところもフィードバックしたいですね。そこから、自身の強みに気づいてもらうのもいいかもしれません。

また、ネガティブなとらえ方をポジティブにとらえてもらえるような関わりもCCtとしては積極的にしたいと思います。

どんな仕事が向いているのかわからないのであれば、アセスメントをしてもらうのも効果的ですね。


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