誤解を生まない会話のしかた

2020年05月14日

皆様こんにちは!キャリアコンサルタントの中園久美子です。

昨日はノンバーバルについてお伝えしましたが、今日はバーバル(会話の内容)についてです。

■会話は誤解を生じやすい

私たちは、普段お互いを理解するために、言葉を使って話をします。でも、その言葉の「捉え方」によっては、互いに理解しあえず、場合によっては喧嘩に発展してしまいます。

普段使う言葉でもっとも誤解が生じやすいのが、あいまい言葉。

「ちゃんと勉強しなさい」

「きちんと片づけてよ」

「さっさと準備しなさい」

私たちはつい、このような「ちゃんと」「きちんと」「さっさと」といったあいないな言葉で自分の気持ちや基準を伝えようとしてしまいます。

しかし、この言葉こそが大きな盲点。いざこざの発端なのです。

■具体的に話す

このようなあいまい言葉は、別の言い方をするならば「都合のいい」言葉ともいえます。

言葉の解釈を、お互いに自分にとって都合よく解釈をしてしまうからです。

例えば、親が思っている「ちゃんと勉強しなさい」のちゃんとは、「机の前で3時間勉強をして居ること」を指すとしましょう。でも、子どもの思うちゃんとは、「宿題を終わらすこと」かもしれないのです。

ここを共有しないと、同じことを言っていても互いに違うことを言っていて、いつまでたっても口喧嘩が絶えなくなってしまいかねないのです。

■質問する

また、自分の意見を言う前に、「なぜ、そうしたのか」「どうしてこうなったのか」の理由や言い訳も聴いてみましょう。

「どうして片づけていないの?」

「今宿題の真っ最中だから、終わったら片づけるつもりなんだよ」

と言われれば、無駄に怒る必要もないですよね。

私たちはつい、自分の勝手な思い込みで相手を叱ったりします。質問をしなければ、「片づけなさいって言ったじゃないのよ!なんであなたは言うこと聞かないのっ!」と罵ってしまうかもしれません。

そんな嫌な自分にならないためにも、聴き出す力をもちましょう。

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