文章に贅肉を着せてしまう本当の「理由」とは

2020年05月27日

ようやく、全国的に緊急事態宣言が解除されましたね。
6月から、いよいよ就活戦線も正念場を迎えそう。
心身ともにストレッチして、いつチャンスが来ても動き出せるようにしっかり整えておいてくださいね。

■贅肉はいたる所につく

さて、自宅待機でついついお菓子に手が伸びお腹がぽっこり、スーツがちゃんと着用できるか慌ててチェック。
そんな状況に陥っているのはきっと私くらいでしょう(苦笑)

でも実は、言葉にも同じくらい、贅肉はつくんです。

・何が言いたいのかぱっと見理解不能な周りくどい表現

・ちょっと聞きかじった実は意味をよく知らない単語

・丁寧なつもりが慇懃無礼な敬語使い など

贅肉たっぷりの文章、ついやっていませんか。

■無意識が文字にあらわれる

最近ある本に「こういう人は仕事より自分が嫌われないことを優先させている」と一刀両断。実にハッとされられました。

確かに、文章にそのような贅肉を着せてしまう理由は、「嫌われたくない」「バカだと思われたくない」「失礼だと思われたくない」など怖れにとらわれているから。
結果的に肝心の「本当に伝えたいこと」が見えにくくなってしまう。

大切なのは、そういった「怖れ」を言葉で表現しないこと。
文章に極力、自分の余分な思いを載せるのをやめることなんです。

そのためには自分を防衛するために向けている意識を、忙しい中目を通してくれる文章の先にいる相手を思いやる優しさに変える。
例え言いにくい内容であっても、オブラートに包んで誤魔化す見せかけの丁寧さよりは、きっと誠意が伝わるのではでしょうか。

■Web面接は意外と伝わる

今年は最終までWEB面接、という例年にないパターンが増えることが予想されます。
対面なら言語以外の表現でカバー出来た熱意や意欲も、より言語化して伝えることが重要になりそうです。ぜひクリアな端的な言葉で、しっかりと「本当に伝えたいこと」を表現してくださいね。