家庭内での役割分担を平和的に解決しよう

2020年05月12日

皆様こんにちは!キャリアコンサルタントの中園久美子です。

家族間の関わりはとてもやっかいだというお話は昨日お伝えしました。同じ屋根の下で暮らす家族にどう関われば、これから平和に暮らせるのでしょうか。

■役割分担は誰が決めるの?

家族には、それぞれ「役割」があります。

親は親の役割があり、夫には夫の役割、妻には妻の役割、子どもには子どもの役割があります。家計を支える、ご飯を作る、家事をこなす、楽しく過ごすなど、さまざまな役割を家族で分担していますよね。

では、その「役割」はいつ、誰が、どのように決めたのでしょうか。

「俺は夫なんだから外で働くのが当たり前だろ。」

「家事を完璧にこなすが妻の役割でしょ。」

実は、家の中の「役割」は自分の思い込みで決められ、いつのまにかその役割を分担することがほとんどなのです。

■家族ミーティングのすすめ

とはいえ、家の中の役割(仕事や家事)をひとつひとつ吟味して、役割分担をしている家なんていないのではないでしょうか。

でも、手伝ってほしいと思っても言い出せなかったり、責任感が強すぎてたくさんの家事を抱え込んでしまい、ついには家族に当たり散らしては、元も子もありません。

そのためにも、家族が互いの負担を少しずつ減らせるよう、家族ミーティングを開いてみてはいかがでしょうか。なにか新しいアイデアが出てくるかもしれませんね。

ひとつ屋根の下で快適に暮らすには、家族といえども互いに尊重しあい、助け合うことが必要です。

■「励まし力」で笑顔が増える

ご家庭のなかで、特に家事の負担を抱えているのは、妻、母の役割をしている人。まずは、そんな奥様やお母さんに「ありがとう」の一言を伝えてみませんか。

「ありがとう」はもっとも美しい日本語

そして、「ありがとう」は人々を幸せにするパワフルな日本語でもあるのです。

「ありがとう」を言ってもらえると、これまでの苦労が吹き飛びますし、頑張ってよかった~と思える一言です。伝えた側も、なんだか心がほっこりしますし、家族が頑張っていることを共感することができます。

「ありがとう」は、相手を励ます言葉であり、自分の気持ちを表すアイメッセージでもあります。自分の気持ち、特に感謝の気持ちを表すことはとても大切ですね。

5月は母の日月間、どうぞ日頃の感謝の気持ちを「ありがとう」に込めて伝えてみてくださいね。

「関わり力」講座はこちら☛